2015年4月、エストニア政府による外国人向け電子政府サービス「e-Residency(電子居住)」の正式運用が始まりました。
e-residencyは、エストニア国民向けに発行している国民IDカードを、居住権を持たない外国人にも発行して、エストニアの公的プラットフォームを利用できるようにするサービスです。 国民IDカードのICチップには、エストニア政府が発行する公的な電子証明書(署名用と認証用の2種類)が入っています。この電子証明書により、エストニア政府が提供するほとんどの電子政府サービスを、インターネット経由で利用することができます。 e-residencyの申請は、各国のエストニア大使館で受付けています。日本の場合、駐日エストニア共和国大使館が申請窓口になります。 エストニア大使館の説明「E-Residency申請に関しまして」によると、申請時の面接は英語またはロシア語で行うため、語学が苦手な人は通訳を連れて行った方が良いとのこと。また、面会には事前予約が必要なので、まずはEメール等で問合せてみる必要がありそうです。 2015年5月から、e-residencyのオンライン申請が可能になっています。こちらも英語での記入が必要です。パスポート等の本人確認書類は、スキャンしたものを送ります。手数料の支払いに、ビザかマスターのクレジットカードも必要になります。 より詳しい情報がわかりましたら、またお知らせします。 ★参考サイト Estonian e-Residency (英語) https://e-estonia.com/e-residents/about/ e-Residencyについての解説、メリット、申請方法など。 e-Estonia's digital society components (英語) https://e-estonia.com/components/ エストニアの公的プラットフォームを紹介。 Application for e-resident’s digital identity card(英語) https://www.politsei.ee/en/teenused/isikut-toendavad-dokumendid/e-residendi-digi-id/ e-Residencyの申請に関する説明。印刷用の申請フォームがあります。 駐日エストニア共和国大使館 http://www.estemb.or.jp/jp 海外から18分で会社を登記、エストニア政府CIOに聞く「電子居住」の威力:ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/040800216/ 日経コンピュータによる、e-Residencyの解説記事。
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